2004-2005 冬: 2004年11月19日

オーロラ撮影の機材選び

アラスカ行きが決定すると次は機材の調達に考えを巡らせます。

今回は「視察旅行」ですので、オーロラ撮影用の機材選びが特に重要。
インターネットでいろいろと調べてみると、オーロラ撮影には絞りF2.8以下、ISO感度400以上、露出時間30秒前後が可能なカメラが必要とのこと。

ビデオカメラでオーロラの「動き」を記録することも考えていましたが、あきらめて普通の写真撮影に専念することに。
フィルム式カメラはISO感度400以上や露出時間30秒以上の条件を余裕で充たすことができるけれど、フィルム表面が結露しないように注意したり、フィルムが凍って巻き上げる時に割れないように暖を取る必要もあるみたい。
さらに撮影後も室外から室内に入ったときの温度差でフィルムが変形しないようケアが必要なんて話を聞くと、横着モノの自分には向いてないな~という感じ。
機械式のカメラであれば低温下での電池切れを心配する必要もありませんが、完全な機械式カメラは手に入りにくい事情も考えるとデジタル式のカメラのほうに心が動きます。

ただ、デジタル式カメラもマイナス40度という極低温下で動作保証してくれるものなんてありません。「オーロラ撮影でデジカメが壊れたから、その後の旅行の写真が。。。」なんてことになると「視察旅行」の意味も半減するので、予備機を含めた2台のデジカメを用意することにしました。
そうなると一眼レフは値段も張るし、荷物もかさばります。コンパクトカメラのほうが一眼レフよりも結露対策がラクということもあり、コンパクトデジカメを2台ほど調達することに。

コンパクトデジカメで絞りF2.8以上、ISO400以上、露出時間30秒前後が可能な機種となると、数えるほどしかありません。

カタログで調べてカメラ屋さんで現物を確認して、カシオとソニーの2機種を購入することがあっさりと決定しました。

・カシオ EXLIM PRO EX-P600
・ソニー CyberShot DSC-P73

その他、オーロラ撮影には三脚や防寒対策が必要ということで

・三脚 ... ベルボン MAX i 347GB
・レリーズ ... 2本。コンパクトデジカメにレリーズを装着するためのアダプタも用意
・予備バッテリー ... 専用バッテリーと単3充電池
・外部バッテリー ... JTT MyBattery JET
・防寒対策 ... 燃料式カイロとマジックテープ、"手作り"防寒フード
・結露対策 ... ジップロックと乾燥剤
・その他 ... クリーニングキット

旅の記録

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