フェアバンクス到着

通信販売などの定番ビデオが終わると、なぜかスクリーンが緑一色に。
「あれ?壊れたのかな~」なんて思っていると、緑の光が明るくなったり暗くなったり。「あれって、オーロラ?」と思った途端、飛行機は降下を始めて雲の中に。
「座席が窓際だったら見れてたのに~」と不運を恨んでいるうち、スクリーンには機外カメラがとらえたフェアバンクスの夜景が映し出されます。

程なくして飛行機はパウダースノーを巻き上げながら滑走路に着陸。
時刻は午前6時30分過ぎ。まだ外は真っ暗です。

飛行機を降りて空港の建物に入ると国際空港らしからぬ雰囲気。帰省で何度か利用している広島空港よりもローカルな雰囲気が漂います。
入国審査のゲートも可動式らしく足元にはキャスターがついているし、4か所しかない審査場所には「Immigration」の看板さえありません。

それでもゲート前には日本人スタッフ(のちにオーロラ・ロッジの熊谷ご夫妻と判明)を配置したり、万全の態勢で記念すべき初めての直行便を迎えようという意気込みが感じられます。

10分ほどで入国審査を終えると、「フェアバンクス観光局からの記念品です」という日本語と共にニット帽をプレゼントされました。
「初直行便でラッキー」という喜びの次に耳に飛び込んできたのは、耳を疑うような一言。

「あちらの扉を出て階段を降りてください。少し外を歩いたところが税関になりますので、そこで荷物を受け取ってください」

そういって指差された先にあったのは(もちろん英語で)「非常口」と書かれた扉。

「国際空港なのに建物の外を歩かせるってアリ!?マフラーも手袋もスーツケースの中なのにィ~」

案の定、建物の外は体験したことの無いような極寒の世界。しかも外は真っ暗で案内板も出ていません。

外を歩くのは少しのはずなのに、迷子になってしまい滑走路上で右往左往すること数分間。

「コンニチハ!」という空港スタッフの片言の日本語が無ければ、空港内で遭難していたかもしれません。。。

旅の記録

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