パイプライン&博物館

「実物を見ながら説明すると寒くて凍えちゃいますので」ということで、パイプラインの説明も現地に向かうバスの中で。
世界で2番目に大きな建造物であること、北極海に面したプルドーベイから不凍港であるヴァルディーズまで1280キロの長さがあること、建設にあたってはさまざまな課題をクリアしなければならなかったこと、パイプラインのパイプは日本製だということ、酔っ払ってパイプラインに穴を開けた人が未だに刑務所に入っていること。

ちなみに「さまざまな課題」とは、
・夏に融ける永久凍土で倒れないようにする
・地震があってもパイプが切れないようにする
・夏冬の気温差によるパイプの伸縮
・カミナリが落ちて爆発しないようにする
・外気がマイナス50度でも石油が固まらないように流す
・3つの大きな山脈をどうやって越えるか
・カリブーなどの野生生物に影響を与えないようにする
・オーロラの電磁波が影響するのでは...
などなど。

無造作に「ただ置かれているだけ」かと思っていたけど、いろいろと考えた結果として今の形になっているんですね。。。

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パイプライン見学の後はアラスカ大学博物館へ。2005年9月の完成に向けて拡張工事中なのだとか。
新規オープンすると、ネイティブアートの展示エリアができたりするらしい。
次回訪問時のお楽しみ。。。
※ ......などといっておきながら2005年に訪問した際には、そんなことを忘れているのですが。。。

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博物館をあとにしたのは午後4時すぎ。外はすでにこの暗さ。

このあとスーパーマーケットで買い物する人たちを途中で降ろし、ホテルに到着したのは午後5時ごろ。5時間後にはオーロラツアー。。。

時差ボケの体には、かなりハードです。

旅の記録

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