この日はコールドフットからフェアバンクスまでのドライブ。少し遅めの午前10時の出発です。
連日の長時間ドライブで後部座席の新人ガイドさんたちはウトウト。。。たけなべ も助手席でウトウト。。。運転しないで乗っているだけでも疲れるのに、4日間連続で10時間以上も運転してくださるドライバーさんには、いくら感謝してもし過ぎることはありません。
コールドフットを出発して1時間ほどで北極圏を脱出。さらに30分ほどでフィンガーマウンテンまで戻ってきました。
この日も好天に恵まれて快適なドライブ。風も無く、程よい「暖かさ」の中で写真を撮影したり、食事(もちろん車内で)をしたり...。
食事を終えた後も晴天の中をドライブ。「このへんで車を停めてもらったな~」と最初に訪問したときの「臨時停車」を思い出し、妙な感慨にひたりながら、車窓の景色を眺めたりしていました。
午後1時前にはユーコン川に到着、樹氷地帯をのんびりと散策して、エリオットハイウェイとの合流点に到着。4日間走り続けたダルトンハイウェイも、ついに終了。なんとも言えない達成感と共に寂しさもこみ上げてきます。
エリオット・ハイウェイに戻ると完全な舗装道路。日本に比べると凹凸が多い道路なのですが、ダルトンハイウェイの車の揺れに比べると平穏そのもの。
快晴の青空と力強い春の日差しを浴びながらのドライブは、「ハワイ島の道を走っているみたい」というドライバーさんの表現がピッタリです。窓を開けると気温はマイナス20度ですけどね。。
しばらく走っていると、対向車がヘッドライトをパッシング。「何事?」と思っていると、道端に子連れのムースを発見!大きくなると体重800kg。アラスカではムースとの交通事故で死者が出るといいますから、注意を促してくれていたみたいです。車を停車してしばし観察。ガードレール1枚はさんだ目の前(距離にして5メートル無いくらい)でムースの親子が小枝をむさぼっています。こんなに近くでムースを見れるなんて大感動。。。
写真を撮ろうとカメラを構えると、母親のムースが危険と思ったのか森の中に姿を消してしまいました。あっという間だったので、残念ながらシャッターは切れず。驚かしてゴメンナサイ。。。
午後4時前にフェアバンクス郊外のFoxまで戻ってきました。ここまで戻ってくると見慣れた風景です。ペットボトルに湧き水を汲んだ後、パイプラインのビジターセンターへ。4日間、イヤというほど見続けたパイプラインともここでお別れです。
パイプラインとの別れを惜しみつつ、フェアバンクス市内へ。フェアバンクスが近づくにつれて交通量も増えていき、間断なく対向車が向かってきます。道路の車線も増えて6車線、久々に見る信号機にもチョット感動。フェアバンクスって、大都会だったっんですね。。。
午後4時30分にホテルへ到着。4日間、楽しい旅を演出してくださったドライバーさんと新人ガイドさんにお礼を言い、再会を約束しつつ笑顔でお別れです。
また、ご一緒しましょうね~!