2007 春: 2007年3月17日

プルドーベイの朝は

朝は6時半に起床。この日も天候が不安定になる前にAtigun Passを越えるために午前8時に出発です。
ただし今日の早起きの理由は出発時間が早いからだけではありません。ホテルの朝食が石油施設の出勤時間に合わせられていて朝7時までなのです。

プルドーベイの朝は早い。。。

急いで身支度を整えて食堂へ。クローズ直前だったため、目ぼしい料理は、ほとんど売り切れ。余っていた中からチョイスした食事は......何だがマクドナルドのモーニングセットの様相。
まあ、タダでゴハンをいただける訳ですし、早い時間に食べに来なかったが良くないのだから。。。

朝食のプレートを用意したあとは、持ち帰り用容器を手に取り、おかずとパンを詰めます。これでランチもゲット!
朝ごはんを食べ終える頃には7時を過ぎていましたが、咎められることもなく、追い出されることも無く。時間無制限の食べ放題状態。。
そういえば、食堂へ入るときもチェックないし、おおらかというか、いい加減というか。。。まあ、郷に入れば郷に従えというところでしょうか。。。。

ホテルを8時前にチェックアウトし、新人ガイドさん達をピックアップ。いよいよプルドーベイともお別れです。

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これまでのアラスカ旅行で身の危険を一番感じたし、テロリストと間違えられるし、オーロラの写真を撮れなかったし......。今回の訪問ではあまり良い印象はありませんが、それだからこそ「またいつか」という気持ちが芽生えたりもします。

写真コンテスト

デッドホースの街を後にし、ダルトンハイウェイを南下し始めると、あたりは真っ白。今日は雲が拡がっていて空と地上の境目が判りません。白一色の風景に引かれた1本の直線を目標に車は走っていきます。ガイドのMちゃんが携帯電話で(デッドホースは携帯電話が通じるのです)確認すると天気予報も良くないようです。今日は地吹雪体験ツアーになるかも。。。

ところがデッドホースを出発して1時間ぐらい経過して、夜が明け始めるにつれて雲間が見えてきます。どうやら曇っていたのではなく、アイスフォッグだったようです。

うっすらと顔を出した太陽のエネルギーを吸収して白い雪原が赤く染まっていきます。
美しい...。Sag River Overlookの手前で車を止めてもらい、無心でシャッターを切ります。昨日の朝焼けも素晴らしかったのですが、今朝の朝焼けは人生で一番の素晴らしい朝焼けかもしれません。
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幻想的な風景にしばらくウットリしていると、手の指と耳の痛みに気付きました。そういえば手袋も帽子も身につけていませんでした。気温はマイナス30度以下、風も吹いていたので体感気温はおそらくマイナス35度以下。防寒着を着込んでいて体が温かいので、手や頭へのケアを忘れてしまいました。
でもホント、防寒対策を忘れてしまうくらい、感動的な朝焼けでした。

10分ほど走ると雲ひとつ無い青空!今日も好天に恵まれ快適なドライブとなりそうです。地吹雪の悪天候ドライブが体験できないのは少し心残りですが、安全が最優先ですから良しとしましょう。
帰り道は方向が逆になるとはいえ、昨日に走った道ですから、目新しさは今ひとつ。「そろそろポンプステーション」、「そろそろトラックに撥ねられたカリブーの死骸があったよね...」。なんて感じです。。。動物といえば、遠くのほうにカリブーが居るだけ...。「昨日も居たよね......」。懸命になってみんなでジャコウウシを探すのですが見当たらず。

何か楽しいイベントをということで、写真家としても名を馳せているKさん(ちなみにKさんの撮影したオーロラの写真は、アラスカ大学博物館で展示・販売されているほどです)を審査員にMちゃん、Yちゃんと、たけなべの3人で写真のコンペをすることになりました。
カリブーやライチョウを見つけるたびに車を停め、Atigun Passの登り降りで何度か停車して、その度に各人が選んだベストショットをKさんに見せ、最優秀賞を選びます。
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結果は......たけなべの完敗です。Mちゃんも、Yちゃんもセンスが良くって、下手な鉄砲を数撃って当てるが身上の自分では太刀打ちできませんでした。。。

Atigun Passを越えてブルックス山脈の南側に戻ってくると、視界には久々に「木」が飛び込んできます。往路と同じ景色なのですが、つい1時間前まで何も無い真っ白な雪原に居たためか、何の変哲も無いスプルースの森にも圧倒的な生命のエネルギーを感じます。
ブルックス山脈の南側に戻っても快晴の空。春の日差しが差し込む車内はポカポカ陽気で心地よい眠気を誘います。新人ガイドさん2人も暖かい車内でウトウト...。たけなべは、ドライバー・Kさんから写真撮影の個人レッスン。晴れた日中の写真には雲をアクセントとして使うとか、「なるほど」と参考になるアドバイスを頂けました。

locked!

帰りはワイズマンに少し寄り道をしてコールドフットに午後5時過ぎに到着。

この日はKさんが特別にオーロラ・ハンティングに連れて行ってくださるということで休息をとることに。

午後7時に夕食を取りましょうということでガイドさんと約束し、それまで仮眠。。。。連日の疲れもあってグッスリ。そろそろ時間ってことで、モーテルの部屋を出たところで気付きました。。。
鍵を部屋の中に置いたままでロックしちゃいました!

結局、夕食後にロビーへ行ってスペアキーを貰うことに。

「えー!スペアキーなんて無いよ!外で寝てもらうしか無いなぁ!」というスタッフのアメリカン・ジョークに気付くまで10秒以上かかってしまいました。

あー、脳ミソ動いていません。。。。

北極圏のオーロラ

ということで、再び仮眠をとって午後10時過ぎに起床。
今度は鍵に気をつけてオーロラ・ハンティングに出発。ワイズマンまで車を走らせたのですが、オーロラの気配は感じられず。
オーロラ出現までまだ時間がありそうということで、ダルトンハイウェイを更に北上してSukakpak Mtn.手前の駐車場まで行き、オーロラを待ちます。
ここまで来ると人工的な光が一切無く、満点の星空が拡がっています。こんなにたくさんの星は初めて見たというくらい。山の稜線が星影で浮かび上がるというのは初めての経験です。
星の数が多すぎて、星座を見つけるのも大変。北斗七星と昴は見つけましたが、北極星やカシオペアは「あれだっけ!?」という感じです。

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しばらくすると、微かにオーロラが出現。Sukakpak Mtn.の山肌を照らします。ただ、シルエットを浮かび上がらせるというほど明るくはならず......。1時間近く粘ったのですが、明るいオーロラは出現せず。
オーロラ予報もあまり良くなかったし、明日も長いドライブになることを考えて引き返すことに。

北極圏でのオーロラ写真を撮りたければ、またいらっしゃいというオーロラの女神のお達しかもしれません。

旅の記録

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