デナリでのクライマックス

トクラットを越えて10分ほど走った頃でしょうか。バスが再びスピードを落とします。今度はどこに動物が?と思ってバスの外を見ると、目の前に3頭のグリズリー!

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気付いたときは50mくらい離れていたのですが、徐々に近づいてきて10mくらいの距離まで大接近!公園内を一年中ドライブしているドライバーさんさえも、プライベートのカメラを持ち出すほど。それでも周囲を気にすることなく、一心不乱にベリーを食べ続けます。
現地ガイドさんによると、クマが親子でいる場合、親グマは絶対に母親なのだそうです。お父さんは、自分の子供でも殺してしまうのだとか。

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バスは親子グマの周囲で30分近く停車していましたが、その間もクマたちは飽きることなく一心不乱にベリーや木の根を食べ続け、食べながらウンチをしたり...。人に飼いならされていない自然のクマの生活を、こんな間近にみることができ、とても感動的でした。

クマの親子の大渋滞を抜けるとバスは急峻な山道を進みます。その間もドライバーさんは、すれ違う車と情報交換。「Wolfを見なかったか?」と聞いている模様。残念ながらWolfを見たというドライバーは居なかったようですが、オオカミが見れるとなれば、更に公園の奥まで進んでくれそうな勢い...。
程なくしてバスは見晴らしの良い峠に停車。そこがマッキンリー眺望のベストポイントとして知られる。ストーニー・ヒルでした。

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バスを降りると眼前には圧倒的な威容を誇るマッキンリーが!!しかも今日は雲ひとつ無い青空!現地ガイドさんによると、今年は天候が不順で、ほとんどマッキンリーを見れなかったとか。
きっと、よほどの晴れ男か晴れ女がいらっしゃったのですね。感謝です。。。

旅の記録

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