ありのままの自然

ストーニー・ヒルからの帰り際、先ほどのクマの親子に再び出くわしました。
いつのまにか道路を横切ったらしく、またバスの進行方向右側(自分の座っている側)に顔を出してくれています。『地球の歩き方』には左側の座席がオススメと書いてありましたが、今日は右側のほうが「当たり」だったようです。

小熊たちは食べ疲れたのか、ゴロゴロと転がってみたり、ウトウトと寝付いてみたり。その横で母グマは一心不乱に地面を掘り返しています。どうやら野ネズミか地リスの巣があるらしく、母グマはそれを捕まえようとしているようです。
10分くらい経過したころでしょうか、「あっ、捕まえた!」という声が上がったとき画面に映し出されたのは小動物を捕らえた誇らしげな母グマを先頭にバスから離れていく親子の姿でした。

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トクラットの休憩所で休憩した後、スケジュールがかなり押していることもあって、帰りのバスはトイレ休憩も無く、結構スピードも出しています。強行軍の日程に加えて、朝早くからのバスの旅。ウトウトしながらの帰路となりました。
そんな中、ドライバーさんは目ざとく道端に顔を出した小動物を発見。急停車して車をバックさせます。目の前に見えてきたのはカンジキウサギ。しかしウサギの足は、あらぬ方向に曲がっています。そんな足を引きずりながら一生懸命に木陰に隠れようとしています。あの状態ではこの冬を越せないだろうに......。
一瞬の光景でカメラに収めることはできませんでしたが、健気に生きようとするウサギの姿と、ケガをした動物を保護することなく「ありのままの自然」を見せようとするデナリ公園のスピリッツが印象に残りました。

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バスはトクラットを出て2時間ほどで公園の入口まで戻ってきました。ここでデナリツアーのドライバーさんとはお別れです。うーん、名残惜しい...。
とても素敵なツアーでしたし、サービス満点のドライバーさんだったので、チップを少しはずみました。

旅の記録

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