カメラに詳しいスタッフ?

ホテルに到着した後、インターネットに接続してメールをチェックしていると、もう時計は午後9時を回っています。急いでオーロラツアーの準備(といっても防寒用下着と厚手の靴下を履くだけですが...)をしてバスに向かうと、すでにほとんどの人が乗車済み。
朝早くから移動しっ放しだというのに、みなさん気合がみなぎってます。

いつものオーロラツアー通り、バスは45分ほどでクリアリーサミットに到着。ここで熊谷さんのロッジからの迎えのバンに乗り換えます。北の空には午後11時だというのに薄明が残り、薄っすらとですがオーロラも出始めています。迎えのバンに乗り込んだところ、たまたま助手席となり、思わぬ形で誠さんと再会。

「あっ、お久しぶりです。そういえば今日でしたね...」

ロッジには5分ほどで到着。玄関ではローガンとシータック、ロッジ内では亜希子さんのご両親に出迎えていただきました。

誠さんからロッジでの過ごし方に関する説明が終わって「さあ、いよいよオーロラ観測!」と外に出ようとしたところ、笑顔とともに目の前に差し出されるカメラ。「オーロラの撮り方教えてー」とオバサマのひとこと。そういえばバスの中で「ロッジではカメラに詳しいスタッフがおりますので...」と現地ガイドさんが行っていたようなと思い、心当たりの人物を探したのですが見当たらず。。。
熊谷さんご夫妻や、亜希子さんのご両親もお忙しそうでしたので、カメラを拝見することに。
マニュアルモードに設定して~、フラッシュはオフに設定~、絞りをできるだけ明るくして(よしよし、F2.8にできるよ)~、ISOはできるだけ高くして(おー、このカメラはISO1600まで行けるのか!)、シャッタースピードは(ISO1600なら)15秒くらいで良いかな~。
「これで撮ってみて、写らないようなら露出時間を長く、明るすぎたり手ぶれが気になるようなら露出時間をみじかくしてくださいね~。あと、三脚をお持ちで無いのでしたら、デッキの手すりにカメラを置いて撮ると手振れが抑えられますよ~」と送り出すと、目も前には次のカメラが......。

いつの間にか、自分の前には長蛇の列。カメラの詳しいスタッフって自分のコト!?と思いつつ、断りきれずに設定することに...。
途中からだんだんレベルも上がってきます。文字表示だけで設定内容を表現しているデジカメ、マニュアルモードが無く夜景モードしかないデジカメ、(さすがにダメでしたが)夜景モードさえも無いデジカメまで......。結局、10台くらい設定したでしょうか...。

t06090412.jpg
30分ぐらいして外にでてみると、デッキの手すりにカメラを置いてシャッターを切り続ける人、人、人。
「あっ、お兄さん!取れましたよ~、見て、見て!」という方もいれば、「うまく撮れないんですけど~」とか、「メモリが一杯になっちゃって~」とか、「電池切れちゃって入れ替えようと思うんだけど設定消えない?」とか。
そのたびにロッジの中に入って設定を確認したり、不要な写真の削除をお手伝いしたり...。

思わぬ形で、最近のデジカメに少し詳しくなれました。
けど、自分のカメラで写真を撮る暇がありません...。

旅の記録

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