プルドーベイで逮捕!?

コールドフットを出発して8時間ほどで北側に石油プラントの煙が見え始めました。デッドホース到着です。天候に悩まされること無く、予定より早い到着だとか。
海岸線は更に8マイル北にありますが、一般車両はデッドホースまでしか入れません。デッドホースも住居表示はプルドーベイになっていますし、まあプルドーベイ到着と言うことで...。

まずはホテルの場所を確認してチェックイン。パイプラインのオイル漏れ事故の影響もあって、今年は3月中旬になってもどこもホテルは満室。予約さえままならなかったような状況です。
それでも当日になれば空きがあるかも、という微かな期待はあっさりと裏切られ、たけなべはドライバーのKさんと同室、A&Pの新人ガイドさんたちはガイドブックにも載っていない、看板さえも出ていないモーテルに宿泊となりました。

今夜の宿泊先を確認した後はデッドホース市内観光。観光と言ってもデッドホース市内は空港と数件のホテル、石油プラント関連の施設があるだけ。
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観光の目玉となりそうな北極海、パイプラインの0マイル地点となるポンプステーションは、セキュリティゲートの向こうで、一般車は訪問できません。冬の時期は石油会社主催の観光ツアーも催行されていないので、次回以降(夏 or 秋)のお楽しみというところでしょうか。
ということで、東西2箇所のセキュリティゲート前まで行ってUターン。地平線の彼方に見える油井と思われる施設からは、モクモクと黒煙が上がり、その上にはスモッグ。街中には油井からポンプステーションへ石油を集めるためのパイプが網の目のように張り巡らされています。
う~ん、まさに地球環境破壊の最前線。

デッドホース市内は、ゆっくり一周しても30分ほど。市内観光を終えて街で唯一の売店に向かおうとしたとき、後ろに警察の車が突然現れて停まるように指示されました。
「何事?スピード違反でもないし...」と、いぶかしがっていると、警察官が降りてきて、ドライバーさんと何か話をしています。

どうやらセキュリティゲートの近くで写真を撮っていたため、「テロリストか!?」と疑われて通報されたようです。
ドライバーさんが事情を説明し、今日の宿泊先を伝えることで、無罪放免となりましたが、まさか自分が犯罪者と疑われるとは......。

旅の記録

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