2007 秋: 2007年9月10日

Glacier Burger

マタヌスカ氷河の散歩を終えると氷河のすぐ上にある「ロング・ライフル・ロッジ」へ。
店内にはアラスカ中の動物の剥製が展示され、案内された窓際の席からは先ほどまで散策していたマタヌスカ氷河が一望できます。
この風景と剥製だけでも、充分に価値があります。

たけなべ がオーダーしたのは、店員さんのオススメ「Glacier Burger」。なんでも名物のGlacier Sourceなるものが、かかっているらしい。

「Glacier Sourceってどんなソースだろう...」と考えを巡らせながら待っていると、目の前に運ばれてきたのはソースが何もかかっていないチーズバーガー。

普通のハンバーガにしか見えませんが...

Glacier Sourceは肉の味付けに使われているのか、それとも溶けたチーズがGlacier Sourceということか...。結局、Glacier Sourceの謎は解けぬまま。

おいしくいただけたので、何も問題はありませんが...。

黄葉ドライブ

昼食を終えた後は引き続き黄葉ドライブ。
景色のいい場所で休憩を取りながら、グレン・ハイウェイを東へ向かいます。

この時期はアラスカで夏を過ごしてアメリカ本土へ帰るキャンピングカーが多く、ハイウェイの交通量もソコソコあります。
まあ、日本の帰省ラッシュのように渋滞することはありませんが...。

後ろに自家用車を積んだキャンピングカーも珍しくないそうです。

車窓の景色はタイガからツンドラへ、ツンドラからタイガへと目まぐるしく変化。
タイガはスプルース(トウヒ)とバーチ(白樺)の混生林なので色彩は黄色が中心、ツンドラはベリー類の赤色の色彩が中心。
植生に合わせて色彩も目まぐるしく変化するので、見ていて飽きることがありません。
こんな景色を眺めていられるだけでも幸せな気持ちになれます。

「このあたりはカリブーやグリズリーが出ることもありますよ」と安藤さん。
みんなで目を皿のようにして探すのですが、動物はまったく見つからず。

マタヌスカ氷河を出発して1時間30分ほどで、グレナレンの街に到着しました。

郵便局も観光施設?

グレナレンの街に到着すると、再び目を皿のようにして郵便局探し。

メンバーのSさんから「アラスカから手紙を出したい!」というリクエストを叶えるために街に着いたら郵便局を探そうということになっていたのです。
郵便局の場所は安藤さんも知らないそうなのですが、少人数のツアーならではの機動力であっさりと郵便局を発見!!

グレナレンの郵便局

「せっかくなので、観光しましょ」ということで、アメリカの郵便局がどんな所かと全員で見学。
キレイなデザインのポストカードも売っていたりして、充分に観光としても楽しめました。

たまたま居合わせた地元の人たちは、滅多に見ない日本人が一度に7人も押し掛けたので、少しビックリした様子でしたが...。

その後、グレン・ハイウェイを離れて、リチャードソン・ハイウェイを南下。
17時30分には本日の宿泊先Copper River Princess Lodgeに到着しました。

冬支度

チェックインを済ませると、ホテル周辺の散策にお出かけ。

ホテルの裏庭にある展望台の眼下には黄葉の大地が広がり、Copper Riverが蛇行しています。
ハイウェイは黄葉の大地を直線的に走り、河岸に寄り添うように点在するCopper Centerの小さな家並み。南側にはパイプライン。
大自然の中に抱かれて暮らす土着の人たちと、それとは無関係に存在する異質の近代文明を象徴するような風景です。

そんな風景を見下ろす高台に自分が立っていることに何故か恐縮してしまいました。

冬支度に必死のリス

展望台を離れて、散策を続けていると、そこかしこでリスが来るべき冬に備えて木の実をついばんでいる姿をそこかしこで見かけました。
リスたちは食事に一生懸命で、こちらを気にする様子も見られません。「どこまで近づけるかな~」と試してみると、1メートルくらいの至近距離でも逃げるそぶりなし。

人間だから安心してるのかなぁ、キツネやクマなら食われてるゾ...。

けど、これだけリスが居るっていうことは、クマもきっと居るよなぁ...。
リスの心配よりも、自分がクマに襲われないように気をつけなきゃ。

旅の記録

This site is
hosted by .heteml
Powered by Movable Type 4.26