2004-2005 冬: 2005年1月 2日

アラスカで徹夜

ホテルの部屋に入ると「疲れた~、お休みなさい。。」と行きたいところですが、集合時間を考えると出発の仕度はしておかないと。

シャワーを浴びて冷え切った体を徐々にほぐしていると、すでに時計は午前5時!
レンタルの防寒着をカバンに詰め、帰りの荷物を整理して、スーツケースのパッキング......。「あー、終わった~」と思って時計を見ると、すでに午前6時!!

集合時間は午前7時30分。
「今寝ると間違いなく寝過ごすね。。。」

「何かしていないと寝ちゃうな~」と思い、窓の外を見ると白いものが舞っています。
「えっ!雪?」。
フェアバンクスは、あまり雪が降らないと聞いていたのでなんだか得した気分。

その後は睡魔と闘いながら集合時間までテレビを見てロビーへ。

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現地ガイドさんからオーロラ証明書を受け取ったあとは、ツアー参加者のみなさんと情報交換。

「きのうの夕方のオーロラ、すごかったですね」。
え?そんなにすごいの見てないよ~。いつごろの話?と思い、詳しく聞いてみると、チェナ温泉では午後5時過ぎに頭上に初日のブレイク以上にすごいオーロラが出現したのだとか。

う~ん、残念。その頃はまだ北極圏に向かっていたよ。。。

睡魔と闘いながら...

集合時間にはバスへの乗車が始まり、定刻通りにホテルを出発。
10分ほどでフェアバンクス空港に到着し、すぐにチェックイン。セキュリティゲートの外側には、ギフトショップもコーヒーショップもないので、そそくさとセキュリティゲートへ。

すると自分のことを呼び止める声。お世話になった現地ガイドさんが、こちらに向かって手を振ってくれています。

......もー、眠くて頭が回っていなかったので、無愛想な表情で手を振り返すのが精一杯。。。
また来るからねーー。

エスカレーターで2階に上がると、すぐにセキュリティゲート。
「パソコンはカバンから出してください」「靴は脱いでください」だって。日本ではそんなこと要求されないのに。。。さすがアメリカ、チェックが厳しい。

カバンからパソコンを取り出したり、靴を脱いだり。睡眠不足でアタマが回らないなか、時間がかかってしまい、後から来た人に抜かれたりして、なんとかセキュリティゲートを通過。

あとは、ギフトショップとコーヒーショップをチェック。今回はあくまでも"視察"旅行ですから。

コーヒーショップは、軽食が取れるようになっているけど、出発するとすぐに機内食が出るはずだからパス。
コーヒー1ドルは、まあ妥当かな。セルフサービスなのにはビックリしたけど。。

ギフトショップは、食品系のお土産が多く、種類も量も豊富。チョコレート、お茶、スモークサーモンを追加で購入。
現地ガイドさんから「きれいにパッケージされているスモークサーモンは、あんまり美味しくないですよ」というアドバイスを聞いていましたが、まあ「アラスカらしいお土産」ということで。。。

いろいろと品定めをしていると、日本人の方々がゾロゾロとお店に入ってこられます。あっというまにバーゲンセール初日の様相。
慌てて会計を済ませて外に出ると、ギフトショップは更なる人だかり!

出発間際に再びギフトショップに行ってみたところ、食品類やキーホルダー、写真集など目ぼしいものは、ほとんどが売り切れ。
どうやらジャルパックのバスが1番最初に到着したらしく、そのおかげでのんびり品定めができたみたいです。早起きは三文の得といったところでしょうか。

疲労困憊

搭乗すると機長から「みなさん、いいオーロラが見えてよかったですね」というアナウンス。
今回のチャーター便では、クルーの皆さんもチェナ温泉に宿泊してオーロラを鑑賞されていたそうです。

ほどなく滑走路に向かい、朝日の中を北に向かって離陸します。南へ旋回する機体、窓の外にはフェアバンクスの街並みとアラスカの大地が広がります。「さよならアラスカ、また来るね。。。」

シートベルトのサインが消えたあたりで、ふと窓の外を見ると、朝日に照らされたマッキンリーが!
旅の終わりにアラスカの神様から素敵なお土産をもらったような気がしました。


しばらくして飲み物のサービス(アラスカの地ビールがあったので注文)が始まり、それが終わったかと思うと慌ただしく機内食のサービス。
機内食は日本のお正月らしく、紅白のかまぼこや黒豆が入っています。
これでお雑煮が出てくれば最高ですね。無理だろうけど。。。

機内食が終わった後はビールをもう一本(今度は日本のブランド。なぜかシャーベット状。。)もらって熟睡。。。

目が覚めると2回目の機内食が目の前に。それを食べ終わると再び夢の中へ。
どんなメニューだったかも覚えていない状態。。。

気付いたときは、成田空港に着陸寸前でした。
オーロラ鑑賞で睡眠不足だったところに最終日は徹夜ですから。。。行きと違ってシェルフラットシートの恩恵を享受しました。


成田空港への到着は定刻通りの午前11時30分。
入国審査、荷物の受け取りを終え、急いで宅配便のカウンターに向かいましたが、「今日中のお届けは無理です。明日になります」とつれない返事。
明日から仕事だし、このままスーツケースも電車に乗せて持ち帰ろうかとも考えましたが、そんな体力も気力もなく。

「明日でお願いします」。。。

結局、スーツケースを受け取ることを口実に、仕事は年初からお休みしてしまいました。
当初の計画では、仕事に影響ないはずでしたが。。。

最終日の行動は、体力と相談しながら慎重に決めないとダメですね。反省。。。

旅の記録

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