2007 秋: 2007年9月14日

逆方向

今日はフェアバンクスからアンカレッジまでアラスカ鉄道の旅。

軽めの朝食を済ませて朝7時にロッジを出発。
途中、スクールバス渋滞(アメリカでは子供が乗降している時、後ろの車は停車しないといけないので渋滞するそうです)にも遭いつつ、30分ほどでフェアバンクス駅へ到着。

チェックインカウンター

アラスカ鉄道へのチェックインを済ませて安藤さんとお別れ。
安藤さんは飛行機でアンカレッジに先回りされるそうです。

「たけなべさん、車内でのガイドよろしくね~」(安藤さん)って、みなさん自分よりも英語ができるのでガイドは要らんですよ。
自分たちを送り出したあと、駅のベンチでくつろぐ安藤さん、リラックスしすぎですよ。

独りになってホッとした安藤さん

送り出された たけなべ は、乗車してすぐにビックリ!
椅子が全部アンカレッジとは逆方向を向いています。しかも椅子の向きは変えられそうにありません...。
しばらくして発車した列車はアンカレッジとは逆方向に進み始めます。

「まさか乗り間違いなんてこと無いよね」とドキドキしていると、列車はロータリーを周って方向転換。

方向転換中...

無事に(?)列車はアンカレッジ方向に走り始めました。
あぁ、良かった。

寒かったり、暑かったり

出発するとすぐにウトウト。
ここまで昼はハイキング、夜はオーロラの見張り番...というハードスケジュールをこなしてきたので、さすがに睡魔には勝てません。

...が、この日の天候は小雨混じりで、まったく日が差さず。暖房の効いていない車内は凍えるほどで、寒さで目が覚めてしまいます。
重ね着しようにもフリースとかはスーツケースに入れて預けちゃってるし...。

日が陰ると寒い...
ネナナの駅を出発したところで通り掛かった車掌さんを捕まえて「寒いから暖房入れて...」とお願い。
しばらくしてようやく暖かくなってきたので熟睡...。

しばらくして目を覚ますと、列車はヒーリーの鉱山を通過して、デナリ国立公園に向かっています。

日が射すと暑い...
先ほどまでの空模様が嘘のように、強い日差しで今度は暑いくらい。
再び車掌さんを捕まえて「暑いから暖房切って...」とお願い。

「SURE」と笑いながら、対応してくれる車掌さん。
あぁ、やさしい車掌さんで良かった。

食堂車のメニュー

ちょうどお昼時になったので、みなさんと食堂車へ移動してランチをいただくことに。
たけなべ は、タコスを注文。

オーダーした料理が並んで食事をとっていると、デナリから乗車したと思われる日本人の団体さんが食堂車に入ってきました。

アラスカ鉄道のメニュー
同行のガイドさんが、英語で書かれたメニューの説明をされています。
「どんな説明をされるのかな~」と気になって聞き耳を立てていると、このガイドさんはビールとハンバーガーの説明しかしてません...。他にも料理があるのに...。

お客さんたちも、説明されたハンバーガーとビールしか注文してない様子...。

これを見ていたSさん曰く「私がお客だったら他の料理も説明してって文句言ってたわねっ」。

まあ、そういう気持ちも判りますが、団体ツアーだと料理はガイドさんが決めちゃって、ドリンクしか選べないなんてこともありますから...。

このツアーのガイドさんは頑張っていると思いますよ。

Few Minutes

昼食のあとはカメラを構えて写真撮影。

アラスカ鉄道の一般車では車両専属のガイドさんは居ませんが、ビューポイントになると車掌さんが英語でガイドしてくださいます。
去年よりも理解できるのは、自分のリスニング能力が向上したのか、車掌さんの英語が聞き取りやすいのか。
(たぶん後者だろうけど...)

パノラマ・マウンテン、サミットレイクを通過。
次のイベントは、フェアバンクス行き列車とのすれ違い。
車掌さんからの「Few Minutes...」というアナウンスを聞いて、カメラを構えて待っていると...

...なかなか来ない...

昨年はあちらの展望車に乗ってました...

20分ほど経過して、ようやくフェアバンクス行きの列車がやってきました。
どうやら「Twenty」と「Few」を聞き間違えたみたい...。
たけなべ の英語力、やっぱりまだまだです。

旅の記録

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