2007 秋: 2007年9月14日
列車はマッキンリーに別れを告げてスシトナ川の渓谷を降っていきます。
風に舞うコットンフラワーが夕日に照らされて黄金色に輝いています。
黄葉のピークは過ぎていましたが、これはこれでキレイだなぁ。
渓谷を降り終えると再びマッキンリーのビューポイント。
最初は雲に邪魔されていましたが、徐々に雲が取れていき、山頂が顔を出してきました。
「あぁ、もう少し見ていたい...」と思ったところで、タルキートナの駅に到着。
昨年はツアー用の展望車だったこともあってタルキートナ駅で降車することができなかったのですが、今年はわざわざ「降車する人はボーディングパスを忘れないように!」ってアナウンスしてくれています。
そこまで言われたら降車するしかないよね...。
ってことで、降車してみたものの、観光施設がある訳でも無く、駅舎と数軒の食べ物の屋台が並んでいるだけ。
列車の先頭まで走っていって機関車の写真を撮影した後、のんびり戻ってきて駅舎を見学しても時間を持て余すほど。
車掌さんたちはと言うと、屋台でアイスクリームを買い食いしながら、店の人と談笑しています。
15分ほどの停車の後に出発。
車掌さんたちは屋台のお店の人たちに「See you next season!」と挨拶をしています。
そうか、もうすぐ観光シーズンも終わって、アラスカ鉄道は週一往復になるもんね。
タルキートナの駅を出発すると、再びマッキンリーのビューポイント。
ますます雲が取れてハンターやフォーレイカーも見えてきました。
フェアバンクスを出発したときには、雨が降っていたのがウソのような天気。
その後、黄葉が美しいエリアを通過しますが、アンカレッジ行きが通過する時間帯だと逆光で影になって、黄葉の輝きは今ひとつ。
フェアバンクス行きの時間帯だと湖面に映える黄葉が美しかったナンシー湖も夕日が眩しいだけ。
アンカレッジ-フェアバンクス間のアラスカ鉄道は、やっぱり北向きの方がオススメかも。
夕日が差し込んでポカポカ陽気の車内でウトウトしているうちに、ワシラを通過してあっという間にアンカレッジに到着。
アラスカ鉄道からの風景は今回も素敵でした。
アンカレッジ駅に到着して安藤さんの姿を探していると、見慣れたバスと見慣れた人影を発見。
3月のプルドーベイ行きでお世話になったドライバーのKさんです。
「あー、どうもどうも」って、向こうも たけなべ に気付いた様子。
安藤さんも待っていてくださって、メンバーのみなさんも交えてしばらく歓談。
...って、Kさん。今回、ウチラはお客さんじゃないし、Kさんのお客さんも到着されてますよ...。
覚えていてくださって、たけなべ としては嬉しい限りですけど。
Kさんと歓談しているうちに預けた荷物が出てきました。
以前に苦い経験をしている たけなべ は、受け取るとまずスーツケースの状態を確認。
...今回は壊れたりしていませんでした。
「またね~」とKさんにお別れ(?)の挨拶をして、ホテルのシャトルサービスに乗っかってホテルへ移動しました。