2007 秋: 2007年9月10日

Bad Morning

アンカレッジの朝はシャワーの音と共に始まりました。

午前3時ごろ目を覚ますと、室外から強めの雨音が聞こえてきます。
「うーん、大丈夫か?」と天候が気になりますが、インターネットが自由に使えない環境下では確認する術が無く、「ま、なるようになるさ」と二度寝を決め込み再びベッドへ。
午前6時ごろに再び目を覚ますと、今度は室内から雨音...じゃなくて、誰かがシャワーを使っているようです。前向きに受け取れば丁度いい目覚しなんですが...。

バルコニーからの景色は清々しいのですが...

「朝ごはんが7時からだし、そろそろ起きないと...」と、シャワールームの空きを見計らってシャワーを使い、身支度を整えてリビングへ。
すでにリビングのテーブルは満席です。みなさん朝早いですね~。

朝ごはんはベーグルとフルーツ、オレンジジュース。何も考えずに手にしたベーグルを半分に割り、ブルーベリージャムを塗って口に運ぶと......。

ベーグルが唐辛子味でした。ブルーベリージャムは合いません。。。

寝覚めといい、朝食といい、今朝は最悪のスタートです。

めまぐるしい天気

朝食の後、出発まで少し時間があったので、気分転換にB&Bの周囲を散策。

散歩から帰ってくると、安藤さんも到着してほどなくして出発。
小雨の中、コッパー・センターまでのロングドライブがスタートです。

小雨大雨晴れ

しばらく走ってダウンタウンに差し掛かったところで雨足が徐々に強くなり、ダウンタウンを抜ける頃には前が見えなくなるほど。
「アンカレッジを抜けると雨は止むはずだから」という安藤さんの言葉が信じられません。
が、10分ほど走ったあたりから徐々に雨が小降りになり、パルマーに差し掛かる頃には日が差し始めてきました。

日射しが入ってくると車内の温度は一気に上昇。着込んでいたフリースを脱いでもまだ暑い。
「日焼け止めが必要かも。。。」と思っても、日焼け止めはスーツケースの中。あとの祭りでした。

アラスカの道路工事

途中、休憩を取りながら、アンカレッジから2時間ほど走ったところでマタヌスカ渓谷沿いを進むと眼前にマタヌスカ氷河が見えてきました。

いよいよと思ったところで車はストップ。
道路工事をしているらしく、この先は片側交互通行になっているようです。

STOPGO...じゃなくてSLOWでした

15分ほど停車した後、先導車に導かれて工事区間を通過。

先導車がゆっくり走ってくれるので周りの景色を楽しめるのは良いのですが、崩れそうな崖の上でショベルカーが作業してたり、路肩に落ちたトラックをショベルカーで引き上げようとしていたり!

アメリカの道路工事って、日本だとあり得ないほどスリリングです。

マタヌスカ氷河を散策

工事区間を抜けると10分ほどでマタヌスカ氷河の展望台に到着。

展望台からのマタヌスカ氷河

「みなさんが希望されるなら、氷河の上まで行ってみますけど」という安藤さんの問いに、もちろん全員が「行きます!」と即答。
Glacier Parkのオフィスに行き、公園内で事故に遭っても責任を問いませんという「宣誓書」に署名、入場料(一人$12.50)を支払って公園内へ。

トレイルの入口は公園のオフィスから15分ほど車で走った場所。
「どこにクレパスや空洞があるか判りませんので、トレイルでは一列になって間を開けずに着いて来て下さい」と安藤さん。黒く見える場所も氷河を土が覆っているだけの場所があり、どこに「落とし穴」があるか判らないのだとか...。

氷河の上を10分ほど歩いたところで「トレイルはココで終了!ここから先は自己責任で!」という看板がありました。けれども足元はまだ砂混じりの黒ずんだ氷河。
安藤さんから「どうします?」と聞かれれば、「行ける所まで」と答えるのが心情。
何とか目の前の氷壁に取り付き、少し登ったところで記念撮影。わずかな距離でしたが、氷河トレイルの「さわり」を体感するには充分でした。

本格的な氷河トレイルに出掛けたくなったら、その時はまた。。。

旅の記録

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