2005-2006 冬: 2005年12月31日

一日のんびりと...

朝9時に起き出すと昨晩のオーロラの状況が気になり、ロビーでインターネットに接続して情報通信研究機構(NICT)のWebサイトをチェック。
ここのサイトは1分おきのオーロラ画像が過去に遡って確認できるので重宝しています。

昨日の画像を確認したところ、昨晩はホテルに帰った後もブレイクしていないようです。
うれしいような、悲しいような。。。

昼前になると両親と姉も起きたようなので、フレッドマイヤーで購入したパンや果物をブランチ。食事を取りながら、翌日の予定を相談。

両親も姉も「せっかくオーロラを見に来たんだから、最終日もオーロラを見に行きたい」とのこと。

チェナ温泉や北極圏ツアーも候補に上がりましたが、体力的なことも考慮して夜はスキーランドでのオーロラ鑑賞に決定。
昼間はお土産を買いに行ったりしたいということで、「フェアバンクス自由自在」で、現地ガイドさんにお土産を買えそうな場所を案内してもらい、最後はポンプハウスで降ろしてもらって夕食を食べるということにしました。

さっそくホテル内のツアーデスクで申し込み、スキーランドでのオーロラ観測、お昼の買い物ツアーもOKとなりました。

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午後はそれぞれ自由行動。

姉は自室にこもって日本の皆さんに「年賀状」を書いてホテル内のギフトショップで投函。
両親はホテルのギフトショップでお土産を物色していたと思ったら、「マイナス20度の世界を体験したい」ということなので、ホテル周辺の散策に連れて行きました。

たけなべ は、両親の専属ガイドのち、ロビーでインターネット三昧。

Yoi Otoshio!

晩ごはんはホテルのお隣のパイクスランディングまで出掛けました。

シーザーサラダとフィッシュアンドチップスを各1皿、ビールを4杯オーダー。
「たぶんすごい量が出てくるだろうから」と思い、電子辞書で"ドギーバッグ"の頼み方を確認。

出てきた料理を見ると、やはりアメリカンサイズ!
シーザーサラダはレタス1個分を丸々1個使ったのではないかという量で出てきましたし、フィッシュアンドチップスも大皿一杯のポテトフライの上にケンタッキーのチキンフライ大の白身魚のフライ(たぶんハリバット)が8個ぐらい乗っかています。

しかし味付けがあっさりめで、フライもカラッと揚がっていたので、食が進みます。追加でオーダーしたビール2杯と共にキレイに平らげてしまいました。

ドギーバックを頼めなかったのは、少し残念ですが、またの機会ということで。。。


お会計を済ませて帰ろうとすると、ウェイトレスさんから唐突に質問が。

「ねえねえ、Happy New Yearって、日本語でどう言うの?」

日本では年賀状に「明けましておめでとう」という意味で「Happy New Year」と書くことが多いですが、こちらでは年末の挨拶にも使うことを体験済み。

たぶん年末の挨拶で使いたんだろうな~ということで、

た: 「よいお年を。かな...」
ウ: 「ローマ字なら読めるから書いて~」
た: 「Yoi Otoshio」
ウ: 「Yoi Otoshioね。ありがとう」

店を出るときには、もちろん。

ウ: 「Yoi Otoshio!」

と送り出してくれました。

ホテルに帰るまでマイナス20度の中、徒歩10分くらい。
防寒着の暖かさもあいまって、いい感じで酔いが回り、オーロラ鑑賞の時間までしばらく仮眠を取ることに。。。

「また、来ちゃいました」

心地よい仮眠から目覚めて今日も午後10時には、バスに乗車してオーロラツアーに出発。
天候が良いので、今年は「年越しオーロラ」にも期待が持てます。

バスは途中、ソフィーステーションホテルに立ち寄り、10数名のお客さんをピックアップ。45分ほどでクリアリーサミットに到着し、熊谷さんのロッジに行く人達を降ろします。

現地ガイドさんから「これからお名前を読み上げる方は、スキーランドに向かいますので、このままバスの中でお待ちください」というご案内。自分たちの名前が呼ばれるのを待っていると、「......以上の方は、スキーランドにご案内しますので、このままバスの中でお待ちください」。

「あれ?」。自分たちの名前が呼ばれません。けど、到着の際に受け取ったチケットでは、「12月31日 スキーランド」となっています。

た: 「あのー、すいません。スキーランドのチケットを受け取ってるのに名前が呼ばれなかったのですが......」
(名簿に目を落として確認したのち)
ガ: 「......。えーと、オーロラロッジになってますね。。。どちらでも構いませんが、どうしますか?」
姉: 「もちろん熊谷さんのロッジ!」

ということで、バスから降車し、迎えのバンへ。誠さんと目が合い、ご挨拶。

「また、来ちゃいました」

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ここまで今回の旅行では両親のサポートに徹していたため、あまり写真が撮れずウズウズしていたのですが、それを察してくれたのか「写真撮りたかったら、撮ってきていいよ~」という家族の言葉。

それでは、お言葉に甘えてロッジの外へ出て写真撮影。が、オーロラは出てくれません。
仕方なく星空の写真を撮影しながらオーロラの出現を待つことに。

今年もアラスカで年越し

11時45分くらいになった頃、そろそろ「カウントダウン始まるよ~」ということで姉が迎えにきました。
「年越しオーロラ」で無いのが残念ですが、昨年のスキーランドに引き続き、オーロラロッジで新年を迎えられるのは幸せなことです。

室内に戻るとシャンパンとクラッカーが配られていて、誠さんから新年を迎えるにあたって年越しのご挨拶が始まりました。

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オーロラ・ロッジではテレビに映されるニューヨークの風景を見ながらカウントダウン。
ニューヨークとアラスカは時差がありますが、各地のテレビ局が、それぞれのローカル時間に合わせて中継を流すそうで、アラスカでもニューヨークの映像で「正確な」カウントダウンが行なえるとのこと。

録画映像を見ながらのカウントダウンは、少し違和感を覚えますが。。。

「5、4、3、2、1、......。あけましておめでとうございます~」

たけなべ はスキーランドの年越し花火が見えないかと気になり、新年の挨拶も充分に済ませないまま急いで外へ。

すると少しタイムラグがあったのか、スキーランドの方向で大きな打ち上げ花火が上がっています。

「おお、ちょうどシャッターチャンス!」と思ってカメラを準備しているうちにスキーランドの花火は終了。。。

ちょっと欲張りすぎましたか。。。

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その後「オーロラ初め」に備えてロッジの外で粘ってみたのですが出現せず。

時折、誠さんが「どうですか?」と様子を見に来てくださるのですが、北の空が少し緑色に色づく程度で、写真に撮影しても薄い緑のシミ程度。。。
しかも暖冬で気温が高い(持参した寒暖計はマイナス5度)ため、デジカメの電池も切れることなく、寒さに耐えられずロッジに戻ることもなく、星の写真ばかり撮影し続けて本日のオーロラツアーは終了。

天気は良いのにオーロラが出ないとは。。。

旅の記録

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