2005-2006 冬: 2006年1月 1日

晴天でもオーロラが見えなかった昨晩のショックを引きずりつつ、この日もNICTのWebサイトで昨晩のオーロラをチェック。
結局、朝までブレイクは無かったようです。少しは気が楽になります。

午前11時くらいには両親も起きてきたので、レストランに向かって朝食のバイキング。
東京の外食生活に慣れてしまった自分にとっては普通のバイキング料理という感じでしたが、あまり外食をしない両親のお口には合わなかったようです。
それでも1皿＋デザートを平らげていましたが。。。

食事を取っていると、「余ったのですが、いかがですか？」という呼び掛け。声のしたほうを見ると、手に「樽酒」を携えた日本人のかた。
別のツアー会社の添乗員さんが、新年のイベント用に持参されていたようです。アラスカでお正月に『お神酒』とは、ナイスな演出です。
すっかり、ご相伴に預かりました。ありがとうございました。

食事を済ませたのち、ツアーデスクで現地ガイドさんと「フェアバンクス自由自在」の内容を打合せ。

・ALASKA Channelで宣伝の流れていた「Alaskan Bowl」の工場見学
・アラスカ鉄道駅の新しい駅舎を見る
・余った時間はおみやげ物が買えそうなお店に行く
・ポンプハウスで夕食を取りたいのでお店まで送ってもらって終了

と、こちらの希望を伝えると、何の問題も無くOKの返事。
出発時間を午後1時に設定して、それまではホテルの部屋でのんびり。

ほんとに「自由自在」なんですね。。。

午後1時になり再びツアーデスクに行き、現地ガイドさん運転の車でホテルを出発。

事前にリサーチしていただいていたらしく、「お土産やさんに何件か電話してみたんですが、電話に出ないんですよね～。お休みかもしれないけど、とりあえず行ってみましょうか」とのこと。

・Alaska Raw Fur ... ホテルからフレッドマイヤーに行く道の途中にある毛皮のお店。残念ながらお休み。
・Alaskan Bowl ... お目当ての場所だった木製ボウルの工場ですがお休み。テレビでは「Everyday Open」と言っておりましたが...。
・Santa's Smokehouse ... 現地ガイドさんの事前リサーチではOpenしているはずとのこと。。。Openしていました。

そういえば初日のツアー説明のとき、ここのサーモンは「ツアーデスクで申し込んでおけば空港で受け取れます」と説明されていたっけ。
と思い出しつつ、昨年空港で買ったスモークサーモンは、あまり美味しくなかったし、「アラスカのサーモンは美味しくない」って聞いてるしな～。
なんてネガティブなことを考えつつ、「でも他にOpenしている店が無いかもしれないし、せっかく案内されたんだから...」ということで店内へ。

店内にはレジ係の女性と初老の男性がいらっしゃるだけでお客さんは自分たちだけ。
初老の男性が試食品の皿を持って笑顔で勧めてきます。パッと見で「こんなお店のサーモン美味しいの？」と思ってしまいましたが、現地ガイドさんに案内していただいた手前、とりあえず並べられた試食品を口に運びます。。。

「......美味しい......」

これまでこんな美味しいスモークサーモンは食べたことがありません。
あまりの美味しさにビックリしていると、乾燥室の中も案内してくれるとのこと。

乾燥室の中に入って「食べてみろ」と出されたRosemary & Garlicのスモークサーモンは、さっきのよりも更に美味！何の迷いも無く、ここのサーモンがメインのお土産に決定です。

真空パック詰めされたサーモンを選ぼうとすると、「YUKON KINGというラベルの貼ってあるのが美味しいです。あと、お魚のお腹のところがオススメです」という現地ガイドさんからのアドバイス。

オススメの2種類に試食したローズマリー味を加えた3種類を中心に段ボール1箱分くらいの大量(大漁？)購入です。
お会計は母上担当だったので、金額は不明ですが$250くらいは購入したでしょうか。

サンタズ・スモークハウスのオーナーの笑顔に見送られ、次は「アラスカ鉄道駅」に移動。
この日は日曜日なので「フェアバンクス発→アンカレッジ行き」の列車がある日ですが、鉄道駅に到着したのは午後2時すぎ。
すでに列車も出発して駅もクローズされていたので、車内から「ここが新しい駅か～」と眺めただけで次へ移動。

引き続きお土産を物色ということで、ダウンタウンのお土産屋さんへ。

が、お土産屋さんは、どこもクローズ。「日曜日だからですかね～」と問いかけると、「日曜日でもやってる店が多いんですが、今日はお正月ですからね～」と現地ガイドさん。

わずか10秒のダウンタウンだけでなく、周辺の店も回ってみましたが開いている店はありませんでした。残念。。。

ガイドさんも途方にくれる中、一昨日にフレッドマイヤーでお土産が買えなかったという話をすると、「ではもう1件のフレッドマイヤーに行ってみましょうか。こっちはホテルから遠いので多分大丈夫ですよ」とのこと。

到着したのはベントリーモール近くのフレッドマイヤー。昨年まで小さなお店だったのですが、今年になって巨大な店舗を建てて移転したそうで、タクシーで「大きいほうのフレッドマイヤー」というと昨年までは空港近くのお店に連れて行かれたそうですが、現在はベントリーモール側のお店に連れて行かれるそうです。

品揃えもこちらのお店のほうが豊富なのだとか。

「大きいほうのフレッドマイヤー」はガイドさんの予想通り、日本人の観光客も見かけず、チョコレートをはじめとするお土産の在庫も豊富。
思う存分チョコレートを買い占めして、ここでも$250くらいのお支払。

それでも時刻はまだ15:30。ポンプハウスがOpenする17:00まで、まだ時間があります。
「靴が買いたい」という姉のリクエストに応えるため、ベントリーモールの靴屋さんに移動して靴屋さんと、お隣の衣料品店で買い物をして時間潰し。。。

ショッピングモールにも飽きてきたころ、現地ガイドさんがどこかに電話を掛けています。
が、なぜか険しい表情。『地球の歩き方』を覗き込んで電話番号を確認しています。

「どうしたんですか？」と問いかけると、申し訳なさそうに「ポンプハウスに電話をしてみたんですが、留守番電話になっていて。１月下旬までお休みのようなんですか...」。

残念ながら「フェアバンクス自由自在」は、お正月休みの影響で『自由自在』といきませんでした。。。結局、トナカイのステーキに未練を残しつつ、ホテルへ戻ることに。

この日の夕食もホテルのレストランでいただきました。。。

夕食を済ませたあと、少し休みを取って午後10時からスキーランドへ。

ここまで満足できるようなオーロラが見ることができていないだけに今日は少し気合が入ります。
天候は問題なし、あとはオーロラの出現を祈るのみ。

スキーランドに到着すると、気合が天に通じたのか、すでに東側の空にオーロラが出現しています。

今日も「写真撮ってきていいよ～」という、ありがたい姉の言葉を受けて家族と離れて別行動。姉と両親は"サブ"ロッジの窓際をGetしに行った模様です。
たけなべ は、撮影場所を探して徘徊。しかし明るいオーロラの出ている東側には既にたくさんの三脚が立っていて、良い場所がありません。仕方なく人の少ない場所に移動して撮影開始。

それでも良い場所が確保できるあたりは、さすがに敷地の広いスキーランド。

撮影を開始して1時間するかしないかのところで、小さなブレイクを開始。
明るさは弱いままで30秒の露出で、ようやく写る程度でしたが、今年のツアーではここまでで一番動きのあるオーロラです。

その後、午前2時までに2回ほどの小ブレイク。
昨年のオーロラと比較すると見劣りしますが、ようやく満足できるオーロラが出てくれました。

両親も姉も「今日来て良かった」と満足した様子。よかった。。。