2006 秋: 2006年9月12日

Good Morning

今日はアラスカ鉄道でデナリに移動の日。アラスカ鉄道での移動に備えて、朝は早く起きてスーツケースの荷造りをしなければなりません。

荷造りを済ませた後、朝食をとりながらインターネットで日本のニュースをチェックしたり、テレビで「ALASKA Channel」を鑑賞したり。
のんびり過ごしていると午前5時半くらいにドアをノックする音。

出てみるとベルボーイが「Good Morning」と言ってスーツケースを預かっていきました。
あれ?ドアの前に出してなければスルーされるんじゃなかったけ?
午前6時すぎにはモーニングコールで「Good Morning」の声。
モーニングコールは機械の応答かと思っていたのですが、オペレータのナマ声でした。さすが高級ホテル。

集合時間は午前7時ということで、15分前にロビーへ降りてチェックアウト。

集合場所に向かうと他のツアー客の出発時間も重なっているらしくて大混雑。まあ、みんなアメリカ人なので、日本人は目立つし大丈夫だろう。。。

と思って待っていると、集合時間が近付いても日本人の姿が見当たりません。
あれ?おかしいな~と思って外に出てみると、もうすでにみなさんバスの中。あやうく置いてきぼりを食らうところでした。

アラスカ鉄道の改札って

たけなべ がバスに乗り込むとしばらくして、アラスカ鉄道の駅に向けて出発。

車中ではアラスカ鉄道への乗り方が説明が始まりました。
「まず、スーツケースを預けて、半券を受け取ります。荷物を預けたらもう一度バスに戻っていただいて、客車まで移動して直接乗り込みます」と現地ガイドさん。

「へ~、変わっているな~。まあ、何百人もの乗客がいるのに一昨日見た駅舎で全員の改札をこなすなんてことはできないもんな~」なんて感心。

と同時に、「しまった~!ということはギフトショップにも寄らないってこと!?こんなことならアラスカ鉄道のグッズを買っときゃよかった~」と後悔の念を抱いてしまいます。

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バスは自分たちが乗車するマッキンリーエクスプローラのエクルートナ号に横付け。
この車両は1階が食堂、2階が客席の2階建て車両で、客席は天井までガラス張りの展望車両となっています。

各車両にはガイドさん、バーテンダーさんが各1名ついて、ウェルカムドリンクのサービスがあり、頼めばアルコール類(カクテルも!)の提供もしていただけるとか。

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乗車した車両は前半分がアメリカ人のツアー客で、後ろ半分が自分たちジャルパックのツアー客で満席。
たけなべ には進行方向左側の窓際の席が割り当てられました。

ほどなくして列車は出発。

どこまでも続く黄葉

列車が動き出したと思ったら、前方のアメリカ人のお客さんはゾロゾロと1階の食堂に下りていきます。どうやら朝食の模様。
これで乗客は日本人だけになったのですが、アメリカ人のガイドさんは構わずアナウンスを開始。
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「9時の方向に空軍基地が、10時の方向に炭鉱が」と景色の説明をしたり、アラスカ鉄道の歴史を話されているようです。

...が、2割くらいしか聞き取れません。
「今は日本人しかいないんだから、もっとゆっくりしゃべってくれ~」と思ったのですが、容赦なく普通のスピードでまくし立てるガイドさん。。。

今度来るときまでには、もっと聞き取れるように努力しておきます。。。

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窓から見える景色は、ガイドさんの説明不要。黄葉の始まった森林と黄色一色の湿地が繰り返されるだけなのですが、場所によって微妙に色の具合が違ったり、湖に黄葉が映り込んだりと、ずっと見ていても飽きることはありません。

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タルキートナの駅に到着する直前には、雲間に雄大なマッキンリーの姿が確認できました。この姿をカメラに収めようと列車の左側にみんな殺到。
交替で窓際の席を譲り合い、それぞれのデジカメにマッキンリーを収めました。

食堂車でランチ

程なくして列車はタルキートナの駅に停車。乗客の乗り降りや荷物の積み下ろしのため、30分くらい停車します。

タルキートナの駅を出発するかしないかというあたりで、お昼の時間になったので食堂車に移動。日本では珍しくなった鉄道の食堂車、しかも車窓にはマッキンリー。最高の贅沢です。

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頂いたのはチキンパスタとコーヒーのみだったのですが、とても満足できたランチでした。


アラスカ鉄道の旅は、景色も雰囲気も大満足の旅だったのですが、唯一の問題がトイレ。

1つの車両に2つずつトイレがついていたのですが、そのうちの1つが故障してしまっているらしく、クローズされているのです。

1つのトイレを80人近い乗客が使うのですからトイレの前はいつも長蛇の列。
用を足すのに20分くらい並ばないといけません。一瞬でも外の景色から目を離したくないのに......。

旅の記録

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