広島から離れていても、今日は平和を祈念する一日です。
たけなべ の近親に直接の被爆者は居ないのですが、母方の祖母は県北の三次市まで逃げて来られた被爆者の方々を自宅に招き入れ、一ヶ月以上も不眠不休の看病を続けたそうです。
幼少の頃、たけなべ が遊びに行くたびに祖母は、
「どんなことがあってもあんなことは二度とあっちゃあいけん。そんなことをする大人になっちゃあいけんで」
と言いながら当時の話をしてくれました。その内容があまりにリアルだったので、話を聞いた日は食事が喉を通らなかったことを今でも覚えています。
そんな祖母が亡くなって3年が経過した今年の平和祈念式典は、米国の駐日大使や、英国・仏国の臨時代理大使、国連事務総長が列席されるという歴史的なものになりました。
(平和祈念式典に大使が出席されたことに関して、米国内では否定的な報道もあると聞きますが、被爆者の方々が求めているのは謝罪ではなく核兵器の廃絶なのです)
「同じ過ちを二度と繰り返してはいけない」というヒロシマの想いを世界と共有できたことが嬉しかった65回目の原爆忌でした。