2009年11月 アーカイブ

秋・冬シーズンのオーロラ観測では防寒対策として必要です。
冬シーズンに防寒着をレンタルされると、たいがいミトンタイプの手袋がセットされています。
キャンプをされる方は、防寒用の手袋とは別に軍手を用意しましょう。

オーロラ撮影の際、防寒用の手袋をしたままカメラのシャッターを切るのは至難の業です。
手袋を外して「気合」でシャッターを押すと、指がそのまま貼り付いて凍傷になる危険もありますので、写真撮影をされる方は薄手(シャッターが切れる程度)と厚手(防寒用)の2枚重ねをオススメします。

たけなべ は、モンベル mont-bell インナーグローブと、ミズノ ゴアテックス手袋の2枚重ねで対応しています。

寒さは足元から襲い、体温は頭から失われていきます。夏のキャンプや秋・冬シーズンのオーロラ観測には必須です。
(夏の日本で入手するのは困難ですが、アラスカに行けばギフトショップでも調達できます)

ニット帽は耳が隠れるぐらい大きめのものを用意すると良いでしょう。
(小さい場合は耳あても用意することをオススメします)
顔や首周りをカバーするためにマフラーも持って行ったほうが良いです。

目出し帽やフェイスマスクも防寒対策として有効ですが、目・鼻・口の周囲に霜が付いて冷たいので、あまり快適とは言えません。
暖かい室内と寒い室外を移動するたびに、脱ぎ着しないといけないので、大変です。

衣服を重ね着したり、防寒着を着込むのは防寒対策の基本ですが、時としてマイナス20度~30度となるアラスカでは、それだけでなく下着(タイツとシャツの上下セット)も特殊なものが必要になります。
防寒下着は夏・秋シーズンでも上下セット1セットは用意して出掛けると良いでしょう。
(秋のオーロラ観測では防寒着のレンタルも無いので強く推奨します)

ただしユニクロのヒートテックをはじめとするスーパー各社が販売している防寒下着は、通常の下着としては使えますがアラスカ用の防寒下着としては力不足です。
かならず冬のアウトドア用に作られた防寒下着を用意しましょう。

一番のオススメは、ミズノから発売されている「ブレスサーモ」です。

男性用: 長袖シャツ ロングタイツ
女性用: 長袖シャツ ロングタイツ

冬のアウトドア用のモノであれば、その他のメーカーから発売されているアンダーウェアでも大丈夫です。
ただし購入の際には防寒性が高い「ヘビーウェイト」「エクスペディション」「極寒用」「厚手」となっているものを選択しましょう。「ゴルフ用」とか「薄手」とか、「ライトウェイト」「ミドルウェイト」では力不足です。

「エベレスト登山隊も使用」という触れ込みの「ひだまり」も試しましたが、市販品はスペックを落としているらしく、冬のアラスカでは使用に耐えません。
(オーロラ観測だとマイナス10度くらいが限界だと思います)

夏・秋シーズンでも夜半から朝方にかけては冷え込むことがあるので、フリースやウインドブレーカーといった日本の初冬レベルの防寒着は用意しておいた方が無難です。
(夏場は国内での調達が困難なので、現地で調達することをオススメします)

冬シーズンは現地でのレンタル(防寒着・防寒靴・防寒パンツ・手袋)を強く推奨します。
生半可なものを日本で揃えていってもアラスカでは役に立ちません。
「極寒の地アラスカでも大活躍」という触れ込みのアラスカブーツがその際たるものでして、個人的にはマイナス10度程度が精一杯だと思います。
アラスカブーツは中敷が取り出せないので、繰り返し使ううちに湿気で保温効果が失われます。工夫が必要です。

本格的なものを揃えるにはソコソコお金もかかります(参考までに たけなべ が購入した防寒着セットは以下のような感じです)。日本から着て行くには暑すぎるので手荷物も多くなって大変です。

・ジャケット...ロスコ ROTHCO N-3B ミリタリージャケット
・パンツ...モンベル mont-bell ローガンダウンパンツ
・防寒靴...ソレル SOREL CARIBOU (現地のレンタル防寒着セットでも採用されています)
・手袋...モンベル mont-bell インナーグローブと、ミズノ ゴアテックス手袋の2枚重ね