クジラを食べる文化に培われた一人の人間として、「クジラの命を頂く」という意味を改めて考えたくなる言葉。
最近、「クジラの捕食が海洋資源の減少を招いている」という説がUASなどの共同研究として発表された。
1989年に発生したタンカー座礁事故以降、プリンスウイリアム湾のニシンは減り続けているが、その主因が海洋汚染ではなく、ザトウクジラの捕食によるものだというものだ。
アラスカでは折しもここ数年、クジラと同じくニシンを餌とする大型魚類(サーモン、ハリバット、タラなど)の漁獲高が減少している。
この学説を聞いて冗談か本気か「我が家のサーモンを確保するためにクジラを駆除すべきだ!」と言っている人もいるらしい。
たとえ冗談でもバローの人たちが聞いたら、どう思うことだろうか...。